SEOやるなら必読コラム,ピックアップ,最新動向

外部リンクを分析しつつ限りなくホワイトなSEOを実践していくには

2013年12月17日 ネズミ2号:略称「M」
, ,
このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。ネズミ小僧二号です。

今日は「サイトへのリンク」についてご紹介したいと思います。いわゆる外部リンクとか被リンクとか言われているものですね。

先日のツールバーページランクの更新でも話題となりましたが、Googleはやはり外部からのサイテーションリンクを重要な指標としてみていると言ってよいと思います。

こちらのウェブマスターツールヘルプにもそのように受け止められる記載がなされています。

一般的にウェブマスターは、人気のあるサイトからのリンクを増やすことにより、サイトの掲載順位を改善することが可能です。

これだけを読むと作為的に外部のリンクを獲得してしまいたくなってもおかしくない表現ですよね。ただ作為的なリンク獲得はGoogleの厳しい監視網に引っかかってしまいますので要注意です。



サイトリンクの分類分けと見るべきポイント

ここで、作為的なリンクを付けないようにしながら、いかに外部からのリンクを増やしていけばいいのかを考える必要が出てきます。

私が一番重要視しているものはGoogleウェブマスターツール(以下WMT)のサイトリンクです。コンテンツを更新しつつ、こちらを定点観測していくと実際にどのようなリンクが外部から張られているのかを把握することができます。

重要なポイントは、ただリンクが付いているなぁと見るだけでなく、どうしてこのリンクが付いたのか?を分析、推察することです。

それでは当ブログのサイトへのリンクをいくつか見てみましょう。SEOというジャンルテーマのブログとなりますが、下記のような外部リンクが認識されています。

outbound-links_1.jpg

大きく分けると当該テーマ(SEO)を扱っているサイトをフォローしてくれるサイト群、はてなブログ、ネイバーなどのソーシャル群、Twitterなどのソーシャルから派生したログ系サイト群、その他ブログからのリンクが付いているようです。

一つひとつリンク先を調べてみるとどのような経緯でリンクが付いたかある程度想定することができます。

SEOジャンルの当ブログでは上記のような外部リンクの構成となっていますが、他のジャンルのサイトを運営する場合でも自然に外部リンクがついた場合、同様の作業をすることで外部リンクの構成を把握することができます。

時間軸と共にサイトリンクが増加する仕組み構築

また、定期的に記事を更新していくことで、時間と共にリンク数が増加していく傾向があります。WMTのサイトリンク数の推移をプロットしていくことでも把握することが可能ですが、サードパーティーツールでグラフで表示してくれるものでも近似値として見ることができます(下図はahrefsのリンク元ページの時間軸推移を表したもの)。

outbound-links_2.jpg

やはりポイントはどのようなコンテンツを追加するとどのようなリンクが付くのかを推察することです。

これから他のジャンルで新規サイトを運営しようとする場合は、当該テーマですでにSEOで優位なポジションを獲得しているサイトの外部リンクをOpen Site ExplorerやArefsなどのツールで調査するのがよいでしょう(WMTは自サイトしか分析対象となっていません)。

どのような外部リンクが存在するのか、どういったコンテンツがフォローされているのかを事前に確認することができます。

まとめ

ホワイトハットSEOと言ってもサイテーションリンクが付くようにサイト運用をしていく必要があります。そのためには調査、分析からの仮説を導き出し、自サイトのポジショニングを考慮したサービス・コンテンツ企画に落とし込んでいくプロセスが重要です。

そしてコンテンツを公開したら終了ではなく、外部リンクという指標を掲げ、定期的に監視し、打った施策が当たったのかいまひとつだったのかフィードバックしつつ次なる施策に反映していかなければなりません。

この繰り返しを絶えず行うことで、PRの獲得を目的とした作為的なリンクに頼らず、限りなくホワイトなSEOを実践していくことができるでしょう。

, ,


関連記事