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ゲストブログする時に注意すべき点は?

2013年12月11日 ネズミ1号:略称「T」
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film.png今日はインドムンバイのババさんからの質問。「私は近い将来Googleがゲストブログを活用しまくっているようなサイトにペナルティを課すのではないかと思っています。ゲストブログをする、または迎え入れる上でスパムとみなされない方針などあれば教えてください」

matt:いやぁー。面白いことなんだけれども、このビデオを公開してゆくにつれ、最近増えつつある(蔓延しつつある)ゲストブログについての懐疑的な見方:例えば..「みんなが同じようなことを仕出したら、Googleはこの分野にも仕掛けてくるはず!」といった不安が出てきているようですね。

matt:ゲストブログが流行っていようが、流行るまいが、私はこのような質問に対する答えはいつも同じなのでで是非お聞きくださいね。



matt:前提としてなんだけど、ゲストブログというのは、自分のサイトが扱うテーマについて、外の識者の意見も掲載しようという考え方からゲストとして記事を掲載するという文脈をさすことが多いと思います。
更に、その上で、依頼するサイトの運営者がこの人ならハイクオリティな記事を書いてくれるだろうとか、その人の言葉なら信頼に足りうると、運営側が企画し、ゲストとして登壇いただくという意図もあるとも言えますね。

matt:ということは、サイト上で掲載されている多くのゲストブログが品質の悪い記事ばかりだったり、どうみても単に、著書からのリンクが欲しいだけだろというような質の低いゲストブログを乱発しているように見えてしまう顕著なサイトがあったなら僕らは注意してみることになるだろうね。

例えば、記事を書いてもらうために、無作為に数千ものメールを送りつけて誰でもいいから記事を書いてもらって形を繕うような「エディトリアル担当いるの?って」サイトは赤信号だし、同じようなゲスト執筆記事が、他のブログサイトにもそのまま載っているようなことはやっぱダメですね。(これはゲストブログ的なスクレイピングともいえるのではないでしょうか?)

matt:はい、では、今回の質問の結論からいいますと、ゲストブログという手法についていも、日々さまざまな悪用方法がないか我々はチェックして行きますし、スパムな手法として目に余る汚染がひろがっているようでしたら、我々は手を打ちます!という事です。

ネズミ小僧:今日は一気に2つ記事にさせていただきました汗)..が、私は個人的にゲストブログについては、2つの方法があると考えています。

1つは、サイトが長年追求しているテーマに信頼できる第三者の知見を取り入れ、サイトが発信している情報価値をより高める方向、もう一つがある分野について、趣味でもなんでもいいのですが、とことんやっている人が複数人集まってゲストブログを書く。ただ掲載するだけでなく、きちんとエディトリアルがあって、ゲストが書いた内容をきちんとしたインテリジェンスとして構成できるような方向です。

ということは、皆さんもうお分かりだと思いますが、Socialソーシングなどで主婦とか適当な人に1記事500円で書いてもらったような数百の記事をチェックもいれず(エディトリアル作業もせず、誰も深く考えず)サイトに突っ込むとか、執筆者に自分のブログで、ゲスト記事を書いたという旨を紹介してねなんてリンクを買収するような行為はGoogleから目を付けられますよということだということを考えたほういいでしょう。

ここ数年ですが、リンクビルディングで成果報酬がとれなくなった業界企業は多くなっていると思います。近年は記事執筆ブローカーとしてお金を取る業者も多いと思いますが、雑誌も本も、きちんとした編集長がいるから成り立つのであって、ちょうちん記事を寄せ集めただけの紙面では、その雑誌はすぐに廃刊になるのは目に見えています。

つまり、皆さんのサイトが扱うテーマ、サービスについて、深遠なる知識とマーケット動向、ニーズ、競合状況を見極めたうえで全体として差別化するためにどういうコンテンツや記事という観点で私事として調達できるところでないと付き合うべきではないということですね。要するに、営業電話が鳴って実際にお会いするときに、その担当の力量が雑誌を一冊つくれるぐらいの深遠なる眼力と、エディトリアル実務経験があるか見極めてみるのもいいかもしれませんね。

もちろんそした企画構成力がなければ、単に調達した記事の寄せ集めだけではSocial上で伝播されるわけがありません。逆にFBでいいね獲得施策を併用して(いいねをお金で買いましょう!)みたなことをいう業者は出入り禁止にするぐらいがいいかもしれません。

今日は一気に2記事翻訳したのでちょっとライブで書きすぎてしまったかもしれませんが、最近のマットさんのビデオはこの辺敏感というか、単なる技術的なテクニックというよりも本質をかたるようなネタが多くなってきているように思います。今日のThumb画像はビデオの最後のカットにしましたが、こころなしかマットさんの顔が怖い顔しているように見えるのは気のせいですかねぇ。

PS:自分で書いていてすっかり忘れていましたが10月に「ゲストブログをスパムなリンクビルディングと誤解されないポイントについて教えて下さい!」といったビデオネタでもマットさんが説明していましたね。こちらも参考にしてみてください。

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