こんにちは。ねずみ小僧二号です。
今日はご存知の方も多いと思いますが、Ferret+(フェレットプラス)の機能の一つ、キーワード発想についてご紹介しましょう。
キーワードリサーチツールはGoogleが提供しているキーワードプランナーのほか、サジェストワードを取得できるツールなどがありますが、今回はキーワードの発想を補佐してくれるツールです。
FerretPlusにアクセスし、「キーワードチェック」→「キーワード発想」とクリックします。
次に、キーワードを入力します。
ここでは実際にご自身で興味があるキーワードを入力してみましょう。キーワード発想ツールがどのようにワードを拾ってきてくれるのかイメージしやすくなります。
最近私は、「電動自転車」が欲しいなぁと考えているのですが、値段による機能の違いやどのメーカーのものが良いんだろうなぁなんて、情報があいまいで購買プロセス上、まだ本当に買おうと決断するには遠い位置に属しているユーザー心理状態です。
実際に検索してみましょう。
電動自転車には全118種の候補が挙げられています。
どのような複合語がつくかイメージできるとともに、ユーザーがどのような情報を知りたくて検索しているかが垣間見えます。
もちろん、このツールを使って出てきた結果には、「これはないなぁ」と排除すべき切り口も出てくるかと思います。
ですので、実際、ご自身が運用するサイトテーマに対して、このキーワード発想ツールを利用する場合は結果を鵜呑みにするのではなく、取捨選択する必要が出てくるでしょう。
試しに今の私の心境と切り口についてコメントしてみましょう。
候補1:電動自転車の中古や安さ訴求
(心の声)→高い買い物なので安かろう悪かろうは嫌だなぁ
候補2:電動アシスト自転車
(心の声)→たしかに!私は「電動自転車」というQWを使ったが、「電動アシスト自転車」と認識している人もいるだろう
候補3:電気自転車
(心の声)→こちらも同様、電気自転車ときたか!
候補4~9は却下
候補10:ヤマハ
(心の声)→メーカー毎の自転車情報は欲しい情報である
といった感じでしょうか。
今回は、「まだ商品を購入段階に至ってはいないが、いろいろと情報を欲しがっている」という心境を持った状態で、「キーワード発想」ツールを使った状況をシミュレートしてみました。
実際は、購買プロセス、ユーザーの心理的状況の他に、競合サイトが提供している情報、クエリワードのボリューム数といった分析からROI仮説を立てることが重要な要素となりますが、このような切り口で自分の頭を訓練しておくと、違うターゲットサイトを企画、運用する場面になったときに柔軟な発想ができるようになるかと思います。