SearchEngineLand:数週間前にペイデイローン2.0がっ!と話題になりましたが、先週あたりに3.0がローンチされたそうです。これで完全にスパミーなクエリーワードで検索してもSERPsで拾われることがなくなりそうですね。参照先の記事では、PayDayloans、casions、viagraなどといったQWが例に挙げられていますが、これらは海外では被害者がいろいろ出ている案件だったと記憶しています。
Googleでは、児童ポルノがグローバルでご法度ですが、日本では児童ポルノ法の施行も話題になりましたが、どうやらいち早く3.0でスパミーワード対策がなされたようです。今回は具体的な事例は、ちょっと当局にマークされるのもあれなので割愛させていただきますが、今後、ノン審査のAFでアプリのノンインセDLなどで荒稼ぎしているようなサイトは駆逐されるかもしれません。
実は、結構アプリ系のネットワークAFでは、1つのサイトを登録して、あとはアダルトチックなやつとかが多いのだという話を某代理店さんから伺ったことがあります。
Lawrence Page, Sergey Brin, Rajeev Motwani, Terry Winograd,
'The PageRank Citation Ranking: Bringing Order to the Web', 1998,
https://www-db.stanford.edu/~backrub/pageranksub.psTaher H. Haveliwala, 'Efficient Computation of PageRank',
Stanford Technical Report, 1999,
https://dbpubs.stanford.edu:8090/pub/1999-31
以前、上記な資料を紹介したことがありますが、リンクグラフを軽視する上でアダルトなサイトがネックになっている部分をどう回避したかなど、興味深かったように記憶しています。
一説によると、クエリーワードのアダルト比率は一般のQWの量をはるかに凌駕しているとか、ということで初期のページランクアルゴはこの揺らぎを回避する工夫がされていたとかなんだとか。
Google releases new algorithm to identify & punish spammy content
上の記事にもあるようにペイデイローンはアダルトと詐欺まがいな一般的に裏サイトみたいなものを駆逐するためのものだといえると思います。実はこうしたセクターにもビジネスとして成り立っている部分があり、それなりの収益を上げることができている業者さんも存在すると思いますが、今回の対策でこうしたセクターを生業にしている人たちにどのような影響がでるのでしょうか。
マット・カッツさんもビデオで以前述べていましたが、スパミーワードに本格的に対策を施せるようになるまで一般の対策が安定化してきたということなのかもしれません。もしくはコンプラ上、欧州なでも忘れられる権利など問題視されましたが、このタイミングで(特にスマホやウェアラブル)へのプラットフォームのシフトにあたって、iOS8の発表時と同じくこのあたりで綺麗にコンプラ上もリセットするという強い意志の表れなのかもしれませんね。
いってみれば、各社次世代のビジネスへ準備が着々と進んでいるということなのかもしれません。
PS:最近超多忙なためマット・カットさんのビデオが出れば更新していますが、急ぎで書いたので後日何かあれば追記させていただきます。2号さん何かりましたら追記させていただきます。<(*_ _)>