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グーグルハミングバードで徐々にWebコンテンツが変容する!?その対処の方向性とは?

2014年01月07日 ネズミ1号:略称「T」
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ブロガーによって作られ、グーグルによって理解されるコンテンツ:これから情報はコモディティ化して行く。だからこそプロフェッショナルなクリエイター精神が重要となる!?

socialmediatoday:ハミングバードについて、今更感があるかもしれませんが、簡単に言うと、検索意図をより文脈上から理解することで、より自然な検索ワードなどで適切な結果を提示しようとするものだと捉えていいと思います。今日は、利用者の検索意図をよりインテリジェントに解釈できるという流れに、サイト運用者やブロガーが対応して行く事で、今後SERPs上位にくるコンテンツの性質が変容するであろうと予言する面白い記事がありましたので紹介致します。



モバイル検索の利用シーンの変容とGoogleアカウントでつながったデータ蓄積により変わるコンテンツの執筆トレンド

スマートフォンなどの検索については、話し言葉による検索や、「今いる地域」に関する検索ニーズが多くなっているとも言われています。簡単に想像すると、 場所、時間、オケージョンなどの属性とともに、より自然な話し言葉のような検索ワードがクエリーとしてリクエストされる訳です。

ねずみ小僧2号さんの「Just Say No To SEO!タイトルタグにSEO対策キーワードを入れないコンテンツの役割」はタイムリーな記事となっていますが、今後キーワード対策をガチンコにしないコンテンツであっても、ユーザーの意図(ニーズ)を満たすとデータ上判別された、また実績を出したコンテンツが上位表示されるようになるかもしれません。

構造化データやエンティティにより、キーワードがズバリ含まれていなくとも、コンテキストからインデックスされたよりニーズに合致するコンテンツがお試しフェーズで高クリックレイトを獲得することで権威建てされるかもしれないという事のようです。

キーワードに頼らないコンテンツづくりの方向性

当然ソーシャルシグナルやソーシャルアカウント(Google+)などのオーサーランクなどは大前提となりますが、本年に仕込む価値のある考え方として、「How do you react as a content creator?」より抜粋して対処の方向性について紹介します。

1.キーワードやフレーズはコンセプトとして考えよ

旧来と同じようなKW戦略は継続すべきだが、あからさまにKWを繰り返したりすることはやめるべき。より人間が直感的に理解できるようなフレーズやコンセプトコピーとして捉えることを心がける。

2.論文を書くような構成で論理的に

伝えたい論点からフォーカスをはずさない事、そして一貫した論理構成により結論まで導くような文章に。

3.執筆する際には、読者(執筆テーマについて検索する人のニーズ)を想像しながら、ダイレクトに答えるイメージでコンテンツを書く

4.ジャーナリストがよく使う手法「5W1H」に答えるように文章構成を考える

5.斬新であり、ニーズがある、人々が知りたいと思っていた答えを想像してコンテンツを供給する

6.あなたの記事を読むであろう、探すであろう読者やオーディエンスについて深く理解する

7.地域性のあるサイトであれば、地域に特化したトラフィックニーズを満たす事も考えるべき

特に中小企業などのビジネスサイトなどであるならば、この領域を深堀りする事はブルーオーシャンに参入することになるだろう。
逆にローカルコミュニティをターゲットしたストラテジーを練らない中小サイトは取り残されるだろう。

8.執筆スキルをひたすら磨くべき

読みやすい文章、興味を惹きつけるタイトルなどはスマートフォンやタブレットなどでの利用シーンを想像するに短い数秒の間にリアクションしてもららうことが重要であり、また数十秒・数分の間に書かれている内容が面白いとか為になると理解してもらう(滞在してもらう)こともコンテンツとして重要になるだろうという事。結果としてハミングバードアルゴリズムに優位に働く。

9.オンライン上でオーソリティとなれ

執筆者はプラベートサイトを立ち上げ、Google+やその他FBやTWなどソーシャルアカウントでの権威者としての地位を確立する日々の活動行うべきである。著名サイトへの有益なポストなども然り。

眺めてみると、なるほど、当たり前の様なことばかりが書かれていますが、数兆・数千億にも渡るWebページが混在する中で、グーグルの目指す役割は適切なニーズに合致するレレバンシーの確保だということだとも言えます。ということは、やはりベストセラー作家とは言わずとも、とあるテーマ、それもオケージョンに則したテーマに関するニーズを想像して、短編小説を書くような意気込みで何かしら感動や発見、役に立ったと思ってもらえるコンテンツを作ってゆくことが一つの対策ベクトルとして留意すべきテーマと言えるかもしれません。

ただし、なかなかこういうことをやりぬくことはサイト運営者自身がこういったマインド(執筆者、もの書きとしてのプライド?)持つことが重要だということになりますね。また逆にそうすることで、結果的にソーシャル上でも注目されるようになるでしょうし、はてBなどにもブックマークされるようになるかもしれません。ただし、ローマは一日して成らずということわざがありますが、今年一年このようなテーマを一つのKPIとしてサイト運用してみてもいいかもしれません。

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