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オンラインプロフィール設定はゲームチェンジャーとなりうる!?(その1)

2013年03月10日 ネズミ1号:略称「T」
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Google+による著者認証"rel=author"が今後重要になる理由

今後、作成した記事やコンテンツをGoogle+に紐づけていないとしたら不適切なサイトとしての第一歩を踏み出していることになるようです。簡単にいうとGoogle検索結果上に表示される情報については、執筆した人や提供者等オンラインプロファイリングに結び付けられた(Verifiedされた)情報の方が、そうでないものより上位表示されるであろう。匿名、作者不明の文章や記事は、結果として「irrelevance(不適切)」というレッテルを貼られることになりそうです。



Googleのエグゼクティブチェアマン、エリック・シュミッツ氏による著書「Digital Age」の中で次のように言及されています。

"Within search results, information tied to verified online profiles will be ranked higher than content without such verification, which will result in most users naturally clicking on the top (verified) results. The true cost of remaining anonymous, then, might be irrelevance."

この予想は、ゲームチェンジャーとなりうる大きな変革となるなりうるとも巷では騒がれ始めていますが、ここでシュミッツ氏が「Verified Online Profile」とはGoogle+のことだそうです。

これはGoogleが暗にGoogle+の普及を狙って言っているのかもしれませんが、2chのように誰が書いたか分からないような文章はいかにすばらしい文章であっても、素性が分からないようなら上位表示させないという意思表示とも受け取れます。
ネットワークではあえて、批判にさらされる覚悟をもって文章を掲載する人の情報の方が、秘匿性の元適当なことを書いて混乱させる人に比べれば役立つ記事となるという考え方です。

Facebookがインターネットに次なる変革をもたらすと叫ばれていましたが、今ではそのような声高に叫ぶ人は大分減ってきているのではないでしょうか?
中年病で悩むFACEBOOKといわれていますが、Facebookはまだマネタイズという手法でこれだというものがありません。

フリッカーや映像配信サービス社などFacbookアプリでクローズドなFacebook内でサービスを展開することを余儀なくされそうでしたが、今ではあえて自社サービス内に利用者を囲い込んでいるようです。Facebookユーザーがあまりお金を使わないことが分かったとまで言われています。

そこに来てGoogle+ですが、オンライン上で著者の素性を担保するようなオーセンティケーションや今後ソーシャルネットワーキングの中でその人の信頼度といったオースランクといったコンセプトを普及させることで、Facebookにはできないビジネスの匂いがするのは私だけでしょうか?

コミュニケーションという文脈では、LineやP2Pアプリケーションなどもコンセプトしてはニーズを捉えているといえ、1億台へと急成長しています。
6Degree理論のもと拡大してきたSNSですが、元を返せば個人の電話帳や、同じ大学内など狭い範疇での繋がりからはては大統領までとちょっと疲れるような広がり型をしたかもしれません。ウォールによるタイムラインを眺めるより、知っている特定の人とコミュニケーションができるP2Pの方がコミュニケーション文脈では優れているのかもしれませんね。

話がそれてしまいましたが、これからGoogle+などでのオーセンティケーション及びオーサーランクたるものが重視されるのは間違いないのではないでしょうか?
またソーシャルシグナルといわれているようなソーシャル上での共有やトラフィックなどもハブ・オーソリティ理論上ではリンク構造によるサイトやページの評価という点では同じようなアルゴリズムにより重要なスコアリング対象となることも予想できますね。

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