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Googleペナルティから復活を遂げた?!「リフォーム」系サイトの更正の痕跡

2013年06月23日 ネズミ2号:略称「M」
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今回は勝ち組と言えるでしょうか?

しばらくの間、外部リンク系SPAMによるペナルティ的な措置を取られていたと考えられるドメインが復活しました。この記事では当該サイトのホストステータスを見ながらSPAM要素の排除によりSEO順位、オーガニック領域によるファインダビリティが向上した事例をご紹介します。



Googleペナルティからの復活

リフォーム系ワード(デザインリフォーム、リノベーション)Bigワードを含め、長期に渡り100位圏外になっていましたが、2013年5月辺りから100位圏内に入ってきて、6月以降Bigワードにて1ページ目、その他ワードにおいても評価の高い状態となっています。

前提の作業として、該当するキーワードの検索順位の1位から10位までのサイトの状況をQDF/QDDの観点で調査します。調査するポイントはこちらの記事でご確認ください。

その後、調べたいサイトについて使えるツールコーナーで紹介した「SEOチェキ!」を利用して、基本的なデータを取得します。

順位回復したサイトの基本データの読み取り方

まずは対象サイトの全体像が分かるデータを読み取っていきます。ここでは推測、仮説も大切になりますが、あくまでもデータありきで考えていくようにしましょう。

ページ情報

title、description、keywordsなどの項目が取得でき、どのようなキーワードでSEOを狙っているのか把握することができます。別途それらのキーワードでどのような順位になっているか調べます。

Google PageRankとインデックス数

penalty_1.jpgこのドメインのGoogle PageRankは"3"、インデックス数は1,000ページ強。上図赤枠のインデックス数のリンクをクリックすることで、「site:検索」のGoogle結果を表示することができます。実際にどのようなページがインデックスされているか確認しましょう。たとえインデックス数が多かったとしても、ドアウェイページや無機質な口コミページなどでページの傘増しをしているサイトは要注意です。本サイトは基本的な情報コンテンツのほか、デザインの実例やブログを定期的に追加・更新することでページ数が逓増的に増えている構造のようです。

ドメイン取得年月日

ドメイン取得から10年以上が経っています。ドメインが古ければ良いというものではなく、現にこのドメインも長期間に渡るGoogleのペナルティ的措置によりSEOで苦しめられてきました。ドメインは会社の顔ですので大切に扱うようにしましょう。

ディレクトリ登録

penalty_2.jpgディレクトリ登録は、Yahoo!カテゴリ、Jエントリー、e-まちタウンに登録されている状況が分かります。Yahoo!カテゴリはYahoo!サーファーと呼ばれる人たちにより審査された上で登録されますので、ある一定の評価されるべきサイトになっていることは間違いなさそうです。ひとつだけ大丈夫?というサービスに登録されていますね・・・。

以上のように、今は主要ワードを含め、SEO勝ち組のようなホストステータスを示しています。次に、どのような外部リンクが付いているのか確認しておきましょう。

SEO目的リンクが削除されている?!外部リンクの変化の様

OPEN SITE EXPLORER」(以下OSE)で外部リンクを調査してみましょう。結果をみるといきなり1ページ目からSEO会社のものと思われる怪しいサイト群が多数見つかりました。そちら1ページ、1ページ確認してみたところ、該当のリンクが見当たりません。なるほど、そういうことですね。サイト運営者が怪しいリンクの削除をしたのでしょう。当然、OSEのバックリンク認識状況と実際のページ状況にはタイムラグが発生しますので、以前はそのページにリンクが貼られていたと考えられます。不自然な外部リンクを精査し、削除する形で浄化作業をしたことにより、ドメインのペナルティ要素を排除できた可能性があります。

サイト復活に向けた強い意志を持つことが大切

どのような理由かは推測の域を出ることは出来ませんが、しばらくの間SEOで結果が出ていなかったドメインでも、サイトをしっかりと運用し、外部リンクを精査し不自然なリンクを排除する形で対応を行えば、Googleはサイトを正当に評価してくれるというひとつの事例ではないでしょうか。本サイトでは「SEO取説&処方箋」において検索エンジンの本質からSEOの理論と実践をご紹介しています。ぜひ本質を理解し、日々のサイト運営に活かしていってください。

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