今日は、ポーランドからの質問。「こらからIPv6へ移行期となることが予想されますが、GoogleはIPレベルでどう評価するのかテクニカルな情報を教えてください。例えば、IPv4からIPv6移行期にルーターやサーバー側でトンネリング技術やデュアルスタック化により結果的にIPv4とIPv6の2つIPアドレスからを1つのサイトを見ることが出来るケースなど複製コンテンツとしてみなされたりしませんよね?」
matt:ご質問のようなケースは複製コンテンツとして見なしませんのご安心ください。IPv4は、4つのオクテッドからなるアドレスで、これに対しIPv6は6つのオクテッドからなるIPアドレスです。この2つのIPで同じコンテンツを提供しても複製コンテンツとしては見なしませんので心配しないでください。
今日は、インドのナンディタさんからの質問。「パンダアップデートは通常のインデクシングプロセスに組み込まれてしまいましたが、パンダにヒットしてしまったとかパンダから回復したとかどうやって判断すればいいですか?いい方法がありましたら教えてください!」
matt:はい、そうですねぇ。パンダは、通常プロセスに組み込まれてしまったので、「既にヒットしていた場合、回復したかをどうやって知ればいいか?」..ということですね。昔のようにパンダやるぞぉーとはもう言わないですからねぇ。
今日は、イギリスのトビーさんからの質問です。「SEOのためではなく、トラフィックを誘導するためにリンクビルディングを行っています。こうしたリンクにちゃんとnofollowをつけておけば、ペナルティの心配はないということでよろしいですか?つまり、nofollowリンクはサイトのランキングには影響はないという理解でよろしいですか?」
matt:はい。nofollowリンクは、サイトランクには影響しません。端的に答えると「YES」です。心配しないでください。ただ、折角のマット・カッツコーナーですので、ちょっと特殊な例も説明しておきましょう。
今日の質問は、オランダのウォルターさんからだ!「refererなどから自動で検索ワードを拾って関連するページを自動で生成するような行為に対してGoogleはどうリアクションするのでしょうか?例えば”カフェインを取ることのリスク”という検索ワードに対応して、”カフェイン摂取に関する記事は存在しません”代わりに沢山の広告が表示されているようなケースなどです。」
matt:はいはい。これは言うまでもなく、バッドエクスペリエンスなケースです。(レイターならirellevantもしくはoff topic or spam like conductとしてRatingされるでしょう)。ウェブマスターガイドラインにもきちんと公開しています。「自動生成ページでなんの価値もないページはスパムとみなしますよ」と。
今日の質問は、イギリスのフィルからだ。「サイト管理者に対するGoogleのオフィシャルなサポートってどこでやっているのでしょう?再審査リクエストを出しましたが自動応答メッセージが帰ってきただけでそのまま音沙汰なしです。ちゃんと私のサイトについてのイシューを対応して、対応内容について事細かに記載して送ったのに!どうなっているのでしょう?」
matt:気持ちは、分かるよフィル。この問題は一言でいうと超膨大な作業量の問題なんだ。世界には2億1600万ものドメインが存在してるんだなぁ。直近のデータを開示すると..40万近くのサイトに1月までにマニュアルでメッセージを送っている。毎週5,000近くの再審査リクエストが来ていて、ひと月あたり20,000近くの再審査リクエストが届いているんだ。
今日の質問は、マドリッドのクリスチャンからだ。「モバイルサイトではロードスピードは重要なランキング要因となりますか?例えばその他の内容がほぼ均衡している場合、ロードスピードが早い方がランキングが上になるとかやっぱりそいう判断になるのでしょうか?」
matt:はい。まずは、全ての条件が均衡しているサイトのケースについてページロードスピードをどう判断するかについてお答えしましょう。答えはYesです。ほぼ同じようなサイトやページだった場合、一方のサイトやページのロードスピードが極端に遅いなら、我々はロードスピードという指標を重視して、遅いサイトはやっぱり下位にランクインされるでしょう。
今日の質問は、マドリッドのクリスチャンからだ。「ウィジェットやインフォグラフィックなどの埋め込みコードの扱いはどうしたらいいでしょう?rel="nofollow"とすべきですか?ぶっちゃけそもそもデフォルトでrel="nofollow"っとなっているべきですか?それとも、張る側の人に”このウィジェットにはリンクが含まれています"nofollow"で実装するかもしくはリンクは実装しないかアドバイスなどきちんと注意喚起すべきですか?」
matt:私の答えを述べましょう。ウィジェットやインフォグラフィックなどに含まれるリンクについて、率直に言って「ノー」です。特にウィジェットについてはrel="nofollow"とすべきです。以前ビデオでウィジェットに関するリンクについて述べたことがありますね。たとえば、サードパーティウィジェットで、リンクがキーワードリッチなアンカーテキストになっていたりとか。
今日の質問は、スペインのジェイさんからだ。「つい最近の事です。実は2つのアダルトサイトからのリンクを見つけました。すぐにリンク否認ツールで否認し、リンクしたアダルトサイトの管理者にリンクを削除するようメールも出しました。そして急に不安になりました。もし競合相手なんかにわざとスパムリンクを張られたりしたらどうしよう?と。マットさんどうでしょう?」
matt:ハイ!ジェイさん。あなたのやった対策は100点満点です!まず、ぜんぜん関係ないそれも害のあるようなリンクを発見したらまずそのサイト管理者に次のように連絡しましょう。「お宅のサイトは全然私のサイトと関係ないテーマですし、アダルトなサイトからのリンクはお断りしているんですよ。お願い!リンクしないで!(怒)」と。きちんと受け入れてくれればいいんですが、無視されるようでしたら、WebmasterToolのリンク否認ツールを使ってそのリンクを否認すればOK。
今日の質問は、カリフォルニア州マウンテンビュー匿名希望さんからだ。「Webspamチームは、全世界で同じ指標でスパムを判別しているのですか?たとえば、同じ英語を使う国のケース:インドとアメリカとで本当に同じ基準でRatingされているのでしょうか?”google.co.in"(Googleインド)で検索すると"google.com”に比べて1ページ目にしょぼいサイトが多いように思うのですか...」
matt:はい、グレートな質問ですね!思い出してください。ウェブスパムチームは、技術者中心のアルゴリズムチームと、マニュアルオペ要員で構成されるマニュアルオペスパムチーム2つのチームが連携して全世界でSpam判定業務を行っているんだ。
今日の質問は、アリゾナ・フェニックスのベン・ホーランドからだ。「以前Webmaster Tools上でどのリンクがペナルティになっているか教えてくれると言っていたと思いますが、もう実施されているのですか?」
matt:はい、行われています。でもちょっと待って下さいね。まず以前にもきちんとお話したと思うんだけど...コンピューティングによる処理、つまりアルゴリズムに従った処理は機械的にランキングを変更するだけの機能しか実装していない。どこがおかしいですよって、人口知能で数多くあるリンクの中から分かりやすいものをコンピュータがピックアップして、例文付きでWebmasterTools上へ自動配信することはないんだ。