限りなくホワイトなSEOを推進していくためには、自社を知る、他社を知る、Googleを知るそしてユーザーを知るというプロセスが重要であることを思い知らされます。
特定キーワードのSEO順位をGRCで観測し、順位レポートしているだけでは、事業会社のSEO担当者として存在意義はありません。
サイト価値向上を図る一連の活動は、今後SEOとは呼ばれなくなるかもしれませんが、ウェブサイトの集客といった部分で事業活動に貢献できるよう頑張っていきましょう!
今日は検索結果分析において重要と思われる視点についてご紹介させていただきます。
GoogleにはQDFというアルゴリズムが導入されていることはマット・カッツ氏も明言していますし、これまで検索エンジンを日々利用していれば気付くことも多いことでしょう。
ただタイムリーにQDF事例を紹介しているページが見当たらなかったところ、ちょうど良い事例がありましたので、ねずみ小僧流に分かりやすくご紹介できればと思います。
対象となるクエリワードは「横断幕」です。
ライフネット生命株式会社はインターネットを主な販売チャネルとして年々保有契約件数を増やしている独立系生命保険です。卓越したマーケティングでも注目を浴びています。
SEOにおいても2013年初め(詳しくは2013年2月末)までは、「生命保険」というキーワードでSEO1位の座に君臨しており、「SEO ライフネット生命」などで検索すると、ライフネット生命が展開しているSEOに寄与しそうな施策が紹介されていたりします。
しかし、Googleの動向を追っていくと中には時代遅れな施策があるのも事実。私などは老婆心ながらこれらの施策を展開し続けることのリスクをついつい感じてしまうものです。今の検索順位はどうかと言えば、「生命保険」で検索するとかろうじて1ページ目に存在するものの8位~10位に甘んじているのが現状です。
隆盛を極めた海外リンクの後始末を見るに、栄枯盛衰のはかなさを感じないわけにはいきません。一時期はIPアドレスが分散!短期間に大量のリンク!アンカーテキストを自由に設定!ということで、当時のSEO会社の担当者が、短期間で爆発的な威力を発揮します!!と豪語していたのをなつかしく思います。
SEO施策費用と効果を皮算用して、こぞって数々の事業会社が甘い蜜を吸いに飛び込んでいったのは容易に想像できます。そんな美味しい思いをできたのは、2008年~2011年くらいでしょうか。風化させてはいけないとの思いに至り、過去の記憶を辿ってルポしてみます。
これまでページ公開後すぐにミドルワード、テイルワードでオーガニックからのアクセスが来るといった経験やページを公開してもなかなかGoogleにキャッシュされないなどの経験をしてきました。
ホストが良好な状態であれば、Googleクローラーが頻繁に巡回してきて、ページのキャッシュが早かったり、更新した内容が検索結果にすぐに反映されたりします。
私はこのようにオンサイトに施策した内容がGoogleが即座に反応してくれる状態を「ホストが軽い」と表現をしています。一方で、何かしらGoogleのペナルティ的要素を受けている状態を「ホストが重い」と言ったりしています。
SEOのテクニックを追っているうちはまだまだ。事業会社のSEO担当をしていて頭を悩ますのは、プロジェクト関係者へのレポーティングではないでしょうか。私もいろいろな方から「SEOのレポーティングはどうしていますか?」といった相談を受けることが多いのですが、まずは取れる指標はすべて取っておきましょうと答えるようにしています。
会社によってSEOに求めているものは異なりますし、サイトの状況によっても報告する内容は異なります。また、中長期スパンと短期スパンでも報告する内容は変わるものですので、報告対象者やサイトのSEO状況に応じてカスタマイズしながら報告フォーマットを整えていくようにしましょう。
SEOの業務に当たっていると横のつながりが出来てきます。やはりよほどの大企業でない限り社内に複数のSEO担当者を置くことはなく、企業内である種の孤独感を感じるのでしょうか。今ではインハウスのSEO担当者が集まる会なども催されているようですね。私も他企業のSEO担当者と情報交換をすることがあり、SEOに関して相談を受けることもしばしば。
今回はその中から一時期隆盛を極めていた海外リンク、そしてGoogleの不自然なリンクアラートについてご紹介しましょう。
事業会社のSEO担当者になったら、少なくとも社内の中ではSEOに関しての知識・スキルをいちばん持っていなければなりません。ひとつのハードルに上司が考える「SEO会社はSEOに関して専門的に研究、分析している会社だから当然のことながら、社内のSEO担当者より信頼できるだろう」これを打ち破らねばなりません。
そのために必要なことをこれまでの私の経験からご紹介させていただきます。あくまでも個人的見解ですので、その点ご了承いただきながらお読みください。
あなたが事業会社のSEO担当になり、過去にブラックなSEOをしている形跡があるサイトを担当することになったら、知っておきたいポイント。
これまでの経験を踏まえ10個に絞りピックアップしました。順位下落の恐れがある場合は、Xデーの想定もしっかりとしておきましょう。
SEOという甘い香りが漂う言葉には、お金の臭いがプンプンしますね。日本の会社でもSEO部署を配置したり、外部のSEO会社を使って、何とかSEOで成功し売上を上げようと躍起になっています。
そんな重要なポストであるSEO職ですが、現実はどうなのでしょうか?
これまで企業のSEO担当(いわゆるインハウスSEO)を渡り歩いてきた著者が、SEO職の求人状況について、ひと言所感を述べさせていただければと思います。