今日は、ちょっとSEOから離れて、Android端末で実装されている音声検索について映像とともに今後のGoogle社の将来を垣間見てみようと思います。さながらキューブリックの「2001年宇宙の旅」のハルのように対話形式による自然な操作が実現できているような音声検索映像です。注目すべき点としては、映像の中で紹介されている機能は現時点ですでにUS版Andorid端末GoogleAppで実現できているということです。残念なことに、日本語ですと、電卓を出したり、東京の人口といったことは機能しましたが一部ではまだ検索結果を表示するに留まっています。このUS版Androidに実装されている音声検索の機能を見る事で、数年先にGoogle社がやろうとしていることが垣間見れるヒントになるかもしれません。
Comparing Rank-Tracking Methods: Browser vs. Crawler vs. Webmaster Toolsという記事で統計的にQWの順位計測方法により、どういう相関があるか面白いレポートがありましたので紹介します。検定手法は下記の通り以下の4つの手法でMoz.comに関する500ほどのQWを検討。このQWはある程度の順位と、実クリックデータを有するものをピックアップしたそうです。
- Browser – Personalized(ログイン状態での検索)
- Browser – Incognito(ChromeのIngognitoモード、履歴も一切記録しないステレスモード)
- Crawler(mozで開発した?スパイダーみたいなクローラーでSERPsをクロールして結果をキャッシュ)
- Google Webmaster Tools (GWT)
さて、結果はいかに。
今日の質問は、オランダのウォルターさんからだ!「refererなどから自動で検索ワードを拾って関連するページを自動で生成するような行為に対してGoogleはどうリアクションするのでしょうか?例えば”カフェインを取ることのリスク”という検索ワードに対応して、”カフェイン摂取に関する記事は存在しません”代わりに沢山の広告が表示されているようなケースなどです。」
matt:はいはい。これは言うまでもなく、バッドエクスペリエンスなケースです。(レイターならirellevantもしくはoff topic or spam like conductとしてRatingされるでしょう)。ウェブマスターガイドラインにもきちんと公開しています。「自動生成ページでなんの価値もないページはスパムとみなしますよ」と。
ウェブマスターツールの手動対策ビューアでサイトリンク「部分一致」のウェブスパム対策が課されていたサイトに対して、スパム解除された事例を共有させていただきます。
このドメインは、以前Googleより不自然なリンクのアラートが届いていましたが、主要ワードで順位下落したもののアクセス数に大きな変化がなかったとのことで、新たな恣意的なリンク施策は行わずにサイト運用を継続していました。
今回、Googleの「手動対策ビューアの導入」で改めてスパム対策が課されているのが明示的に記述されたのを受け、何か対策を取らねばということで相談がありました。
マット・カッツさん自ら、「小さなwebsiteだけど、皆がこれはいいと思うサイトってどんなのがあるかここから教えて下さい!」とtweetで呼びかけましたね。リンク先を見てみるとわかりますが、GoogleDriveのformで作られたアンケートフォームです。これは私もよく仕事で使うのですが、spreadsheetと連携して簡単に作れるフォームで、アンケート結果が簡単に集計できちゃうものです。さてこの裏にはどんな企みがあるのか独断と偏見で想像してみました。
今日の質問は、イギリスのフィルからだ。「サイト管理者に対するGoogleのオフィシャルなサポートってどこでやっているのでしょう?再審査リクエストを出しましたが自動応答メッセージが帰ってきただけでそのまま音沙汰なしです。ちゃんと私のサイトについてのイシューを対応して、対応内容について事細かに記載して送ったのに!どうなっているのでしょう?」
matt:気持ちは、分かるよフィル。この問題は一言でいうと超膨大な作業量の問題なんだ。世界には2億1600万ものドメインが存在してるんだなぁ。直近のデータを開示すると..40万近くのサイトに1月までにマニュアルでメッセージを送っている。毎週5,000近くの再審査リクエストが来ていて、ひと月あたり20,000近くの再審査リクエストが届いているんだ。
SEOの経過観測の重要指標といえば外部リンク数といった時代もありましたが、これからはサイトの特徴(USP)を強固なものとする施策を継続的に行っていく必要があります。
コンテンツマーケティングとひと言で言っても、機能やサービスを拡充するという路線もありますし、インフォメーシャルなコンテンツを拡充していくという施策も存在します。
必ずしもオリジナルな記事、記事のボリュームが多いのがいいと言うわけではありませんのでご注意ください。
現に「鼻毛」というクエリワードで、「鼻毛通知代理サービス「チョロリ」」というサイトが長期にわたり、1ページ目のポジションを取っています。「site:検索」を行うとGoogleにキャッシュされているページは10ページもありません。
このくらい尖ったサイトを構築できれば、ソーシャル上でも拡散され、認知度も高まり、言うことはないのでしょうが、一事業サイトのSEOを担当する立場としては、新たなポジションを狙える機能・サービスを模索しつつも、ウェブサイトの観点で言えば、サービスをサポートする情報コンテンツを提供していくのが目下求められているのではないでしょうか。
先日ブログ記事でも紹介しましたが、8月中旬以降、複数のクエリワードにおいて特定のサイトが順位上昇したり、順位下落している現象が確認できています。
今日は私がウォッチしているサイトの中で、「英会話」ワードでSEO順位が下落したサイトについて調べてみました(8月14日に1ページ目から3ページ目へ下落)。
「国内勝ち組・負け組」コーナーでは、「その時々でGoogleでどのような変動が起きているのか事実を把握すること」「実際に調査することでその動きを肌で感じておくこと」「アルゴリズムやペナルティ的要素が要因と考えられる場合、今後の自社サイトや他社で相談を受ける際に事例として活用すること」を目的とするため、備忘録も兼ねて更新しております。
8月21日にWebmaster Central Blogで rel="author"に関する頻繁に問い合わせのある上級者向け質問に関するQAが公開されました。おそらく、GoogleWebmasterフォーラム上などでユーザーから問い合わせの多かった内容を取りまとめたものだと思います。また、このタイミングでこうした一般向けヘルプ対応も行われていることを考えるとGoogle社は今後どんどん対応してほしいというメッセージなのかもしれませんね。。当ブログの読者の皆様はもう大体の内容はご存知だと思いますが、まだ和訳が出ていないようですので、ポイントを翻訳しましたので参考までに。
ねずみ小僧2号です。
本日は当ブログをご覧いただいている方から「クロスメディアディレクトリ」に関する情報をご提供いただきましたので、ねずみ小僧的な情報と共にご紹介させていただきます。
「ネットを徘徊していたら、クロスメディアディレクトリという新種のディレクトリ登録サービスがありました。こういったものは今後評価されるのでしょうか?」
正直にお答えしますが、ねずみ小僧がこれまで担当してきたサイトの中にはディレクトリ登録サービスを使ったものもあります。(SEO業界の権威者が執筆した書籍にも紹介されていましたし。ぼそっ)
しかし、私が今後新たにインハウスSEO担当として事業ドメインのサイトを運用するとなった場合、ディレクトリ登録サービスは利用しない戦略を立てます。これは、Googleのポリシーやトレンドを見ていればお分かりいただけるかと思います。