先月ワシントンポスト:Google encrypts data amid backlash against NSA spyingなどでGoogleがサーバー間トラフィック、ブラウザクライアントとサーバー間通信をすべて暗号化すると記事掲載されていました。マット・カッツさんもTweetしていましたが、9月25日ぐらいから非ログイン状態であってもhttpsプロトコルにリダイレクトされるようになったようです。スノーデン氏の暴露からはじまり、米国民の安全とプライバシーの保護という流れを見てみても、この流れは致し方ないと思われます。
さて、ここで困るのが、analytics上で使うLP(ランディングページ)とQW(クエリワード)のクロス分析です。WMTは、Googleがインデックスしてくれたページ(記事)がどういったQWに対し表示が行われ、どれだけクリックスルーされたかを分析できるツール。一方でAnalyticsのトラフィック分析では、直帰率や滞在時間といった参照元referからセッションが続く限り取得できる貴重なデータにより、実際に仕込んだコンテンツがユーザーのQW意図に則しているか否かを判断できる便利なツールでした。しかし、今後このreferを活用した測定が使えなくなる方向になりそうです。本当はGoogle社ではデコード技術をもっているので、やろうと思えばコストはかかりそうですができそうなものですが。。今後の方針・展開に期待したいところです。このような状況ですが、まずはプロだったらという仮定に基づき、きちんと代用手法を見出し、雑草のごとく運用に支障をきたさないためにはどうすればいいか、考えてみました。
約1ヶ月前にピックアップした英会話スクールのサイトが「英会話」というクエリワードでSEO順位、圏外から2ページ目へランクアップしました。前回の記事では、SEO観点からのサイト調査手順及びそこからの改善提案の仮説出しを紹介させていただきました。
実際、「不要なインデックスページの削除」と「SEO会社からの外部リンクを対処したほうが良い」という2つの仮説を挙げましたが、順位回復した今、それらがどのようになっているか経過観測してみることにします。
今日の質問はミネアポリスのデイジーさんからです。「Eコーマサイトで他社サイトと同じ成分の製品などを販売している場合、リストページなどまったく同じページとなってしまうことがあると思いますが、複製コンテンツとして見なされないために注意すべき点やこうしたらいい!というアドバイスなどありますか?」
matt:オーケーいい質問だね。こういうケースは、こう考えてみましょう。例えば、食品などの成分が記載されたリストとアフィリエイト目的でアマゾンなどからデータを仕入れて作られたリストについて比べてみましょう。
例えば、18ページ近くに上る食品のリストページで材料や成分など食品衛生法やら食品エコ・マイル表示対応等が記載されていてそれらが、食品に関するする表示事項として機能している場合は、あまり問題にはならないでしょう。
コンテンツマーケティングというと人それぞれ思うところがあるとは思います。ネズミ小僧という名を借りて当サイトとで考察している基本概念は、Google社のQDD,QDFというアルゴリズムに注目し、ROIの高いQWに対し、どういったシナリオでパワーをつけて行くか、リスクも加味しながら戦略的に計画を練るという事です。Google社のインデクシングプロセスにおいては、内部・外部リンクグラフからNLP(自然言語処理)を活用した共起語解析による検索QWに関連したフレーズからキャッシュしたページsummaryデータを呼び出すindex(スキーマデータ)等技術・テクニック的にはさまざまなものがあるのも事実ですが、こうした事に悪戦苦闘しても本質的な部分で綿密な設計がなされていないと「(悲劇)Disaster」に見舞われてしまうケースが多いように思います。
今日は、海外でコンサルタントをしている女性のプレゼン記事が当サイトと同じような考え方のもとコンテンツマーケティングを解いていたので紹介します。
今日は、ポーランドからの質問。「こらからIPv6へ移行期となることが予想されますが、GoogleはIPレベルでどう評価するのかテクニカルな情報を教えてください。例えば、IPv4からIPv6移行期にルーターやサーバー側でトンネリング技術やデュアルスタック化により結果的にIPv4とIPv6の2つIPアドレスからを1つのサイトを見ることが出来るケースなど複製コンテンツとしてみなされたりしませんよね?」
matt:ご質問のようなケースは複製コンテンツとして見なしませんのご安心ください。IPv4は、4つのオクテッドからなるアドレスで、これに対しIPv6は6つのオクテッドからなるIPアドレスです。この2つのIPで同じコンテンツを提供しても複製コンテンツとしては見なしませんので心配しないでください。
今日は、インドのナンディタさんからの質問。「パンダアップデートは通常のインデクシングプロセスに組み込まれてしまいましたが、パンダにヒットしてしまったとかパンダから回復したとかどうやって判断すればいいですか?いい方法がありましたら教えてください!」
matt:はい、そうですねぇ。パンダは、通常プロセスに組み込まれてしまったので、「既にヒットしていた場合、回復したかをどうやって知ればいいか?」..ということですね。昔のようにパンダやるぞぉーとはもう言わないですからねぇ。
約1ヶ月前、イケダハヤト氏によるRettyのSEOに関する記事を読んで、ねずみ小僧なりの考えを述べさせていただきました。(→前回の記事はこちら)1ヶ月ほど経過してRettyの各ワードに変化があったのか、なかったのか経過観測をしてみたいと思います。どうなっているか楽しみですね。
8月10日時点で1位であった「新宿 カフェ」「渋谷 カフェ」「池袋 カフェ」「渋谷 ラーメン」「渋谷 パンケーキ」。これらのクエリワードは9月12日時点でも安定して1位を獲得しております(パチパチ)。
そのほかのキーワード群も見てみましょう。
イギリスのZazzle社よりSocialMediaに関するマネタイズ可能なオンラインマーケティングについての考え方が記されたホワイトペーパーがレポートされていましのたで紹介します。簡単な内容は、こんな感じ:「今までソーシャルメディアというと経営者にとってはブランドバリューとかエンゲージメントとか言うが、お金を生まないTOY(おもちゃ)みたいなものだった。」そして、「お金を生む顧客を探す領域はGoogleのフィールドだ。」という考え方が主流であった。しかし、これからは、Socialに関しても、きちんと数学・アルゴリズム視点で科学されることで、マネタイズ可能なビジネスラインに乗ってくるはずだ。興味深い内容ですので、是非時間に余裕のある方は読んでみてください。
今日は、イギリスのトビーさんからの質問です。「SEOのためではなく、トラフィックを誘導するためにリンクビルディングを行っています。こうしたリンクにちゃんとnofollowをつけておけば、ペナルティの心配はないということでよろしいですか?つまり、nofollowリンクはサイトのランキングには影響はないという理解でよろしいですか?」
matt:はい。nofollowリンクは、サイトランクには影響しません。端的に答えると「YES」です。心配しないでください。ただ、折角のマット・カッツコーナーですので、ちょっと特殊な例も説明しておきましょう。
昨年一つのプロジェクトとしてオーガニック対策に関わった際に2号さんとともに練った戦略と、実際に6ヶ月ぐらいで圏外サイトをターゲットとするBIGワードで1ページまでもっていた際の戦術についてそのエッセンスを一部公開させていただきます。あくまでも一つの事例ですが、当サイトでの考え方がたまたまはまった一つのケーススタディとして参考となれば幸いです。メモ書きのような荒い原稿となりまして恐縮ですが、おそらく2号さんがきちんと整理して体系立てて、将来可能な範囲でディスクローズしていただけることを楽しみにしています。