先日ブログ記事でも紹介しましたが、8月中旬以降、複数のクエリワードにおいて特定のサイトが順位上昇したり、順位下落している現象が確認できています。
今日は私がウォッチしているサイトの中で、「英会話」ワードでSEO順位が下落したサイトについて調べてみました(8月14日に1ページ目から3ページ目へ下落)。
「国内勝ち組・負け組」コーナーでは、「その時々でGoogleでどのような変動が起きているのか事実を把握すること」「実際に調査することでその動きを肌で感じておくこと」「アルゴリズムやペナルティ的要素が要因と考えられる場合、今後の自社サイトや他社で相談を受ける際に事例として活用すること」を目的とするため、備忘録も兼ねて更新しております。
8月21日にWebmaster Central Blogで rel="author"に関する頻繁に問い合わせのある上級者向け質問に関するQAが公開されました。おそらく、GoogleWebmasterフォーラム上などでユーザーから問い合わせの多かった内容を取りまとめたものだと思います。また、このタイミングでこうした一般向けヘルプ対応も行われていることを考えるとGoogle社は今後どんどん対応してほしいというメッセージなのかもしれませんね。。当ブログの読者の皆様はもう大体の内容はご存知だと思いますが、まだ和訳が出ていないようですので、ポイントを翻訳しましたので参考までに。
ねずみ小僧2号です。
本日は当ブログをご覧いただいている方から「クロスメディアディレクトリ」に関する情報をご提供いただきましたので、ねずみ小僧的な情報と共にご紹介させていただきます。
「ネットを徘徊していたら、クロスメディアディレクトリという新種のディレクトリ登録サービスがありました。こういったものは今後評価されるのでしょうか?」
正直にお答えしますが、ねずみ小僧がこれまで担当してきたサイトの中にはディレクトリ登録サービスを使ったものもあります。(SEO業界の権威者が執筆した書籍にも紹介されていましたし。ぼそっ)
しかし、私が今後新たにインハウスSEO担当として事業ドメインのサイトを運用するとなった場合、ディレクトリ登録サービスは利用しない戦略を立てます。これは、Googleのポリシーやトレンドを見ていればお分かりいただけるかと思います。
TheMozBlogに「Google+1sとランキングに驚くべき関連性が!」という記事が掲載されて、賛否を呼んだようですがHacker Newsのスレッドにマット・カッツさんがそんな論理はなりたたないでしょ!と反論したそうです。一般論で推測できるような2つの因子の相関が高いからといってそれをアルゴリズムの一部の核心を突く真理であるように論争を呼ぶのはちょっとまったぁという事になったのでしょう。誤解を生む受取方をする人もいるので、敢えて反論したような感じですね。以下がその一部分。しかし、インタビューやら実務やら多忙な人だと思いますが、こまめに対応してくるところは脱帽です。
Just trying to decide the politest way to debunk the idea that more Google +1s lead to higher Google web rankings. Let’s start with correlation != causation.
「Google+ボタンが押された数とランキングに大きな相関関係ありと早急に判断するのは間違いだ。たまたま見た2つの事象の因果関係が万物を説明する究明解とはなりえないというのは科学の常識。まずはここからおさらいすべきだよ!」
ときっぱり反論しています。
今日の質問は、マドリッドのクリスチャンからだ。「モバイルサイトではロードスピードは重要なランキング要因となりますか?例えばその他の内容がほぼ均衡している場合、ロードスピードが早い方がランキングが上になるとかやっぱりそいう判断になるのでしょうか?」
matt:はい。まずは、全ての条件が均衡しているサイトのケースについてページロードスピードをどう判断するかについてお答えしましょう。答えはYesです。ほぼ同じようなサイトやページだった場合、一方のサイトやページのロードスピードが極端に遅いなら、我々はロードスピードという指標を重視して、遅いサイトはやっぱり下位にランクインされるでしょう。
Google+上で話題になっているMark Traphagen氏(Virante Inc)のGoogle+とサーチリザルトの関係に関するスタディ記事が大変興味深い内容でしたので紹介します。
ソーシャルシグナルと検索ランクの関係についていろいろな見解が述べられているのをご存知かと思いますが、Mark氏の調査記事を見ると明快な仮説が述べられています。簡単にまとめる以下の4点がツボのようです。
- Google+ProfileページもPageRankを持っている
- そのページランクを上げるのはフォロワー数でも、+ボタンが押された数でもない
- 著名な権威者から引用されていることやフォローされている事が重要
- 「Google+Profileがソーシャル上で活動する個人のナレッジグラフみたいなモノ」と捉えるべきである。
その個人がどのような人と関連性を持ち、活動行為を行い、オンライン上(時にはリアルな世界でどういったポジションの人であるか)、結論からいうと、数多くのフォロワーにフォローされたり+ボタンを押されていることよりも、数少ないそれぞれの分野での専門家から認められて、交流し、引用されること(HighPRを有するGoogle+Profileからのリンクや関連度)が重要だと言っています。
実は8月中旬以降、複数のSEO加熱ワードにて以前より起きている外部リンクのマニュアルアクションを受けたサイトの下落と同じような現象が確認できています。
Googleからの公式な見解もありませんし、特定のサイトのみが下落するという形ですので、アルゴリズムの変更ではないのでしょうね。また、このタイミングで以前下落したサイトが再び上昇しているケースも見受けられます。
今日はその中で、「レーシック」というワードで1ページ目に返り咲いたレーシック施術クリニックのサイト事例をご紹介したいと思います(8月20時点)。
SEOは検索結果上のポジションを取るだけではなく、検索結果画面上でユーザーに認知してもらった後、実際にクリックしてサイトに来てもらうところまでしっかりと考えなければなりません(もちろん対象ユーザーに自サイトが提供できる最適な解を提示することが大切)。
T&D(Title&Description)は自サイトのホストポジションを形成する上でも重要な要素となりますが、検索結果にも表示されるため、クエリワードと検索結果のコンテンツの関連性を意識してユーザーに分かりやすく記述する必要があります。
Titleタグについては最適化を意識されている方が多いのですが、Descriptionタグについてはおざなりになっていることが多々見受けられますので、今日はメタデータ(descriptions)について最適化Tipsをご紹介しましょう。
StoneTemple社のコラムに面白い調査が載っていましたので、ねずみ小僧的考察を入れつつ紹介させていただきます。ここ最近、私自身マーケティングを行っているとチャネルトラフィックの4割、時には半分がスマートフォンやソーシャルからの流入といったことを目の当たりにし、実務でもTwitterやFacebookADなどソーシャルチャネル上でのコミュニケーション設計をすることが異様に増えてきており、その重要性を強く感じています。新サービスの設計や事業計画を練る際も、4P部分のプロモーションについて、まずどのようにソーシャル上でペネトレートできるか、そのネタとなる特徴やコミュニケーションシナリオを作ることができるかという点が争点になることも多いですね。私は、「検索する」という能動的に探す行為自体はなくならないと考えていますが、現在進行形としてITを活用して答えを探すという手段は多様化してきているなぁとうっすら考えていました。私なりの解として、「ちょっと探してみる」という能動的用途ニーズと「こんなネタがあるんだ」という受動的用途ニーズとに区分していましたが、今後コミュニケーション設計して行く上でどちらに重きを置くべきなのでしょうか?
今日の質問は、マドリッドのクリスチャンからだ。「ウィジェットやインフォグラフィックなどの埋め込みコードの扱いはどうしたらいいでしょう?rel="nofollow"とすべきですか?ぶっちゃけそもそもデフォルトでrel="nofollow"っとなっているべきですか?それとも、張る側の人に”このウィジェットにはリンクが含まれています"nofollow"で実装するかもしくはリンクは実装しないかアドバイスなどきちんと注意喚起すべきですか?」
matt:私の答えを述べましょう。ウィジェットやインフォグラフィックなどに含まれるリンクについて、率直に言って「ノー」です。特にウィジェットについてはrel="nofollow"とすべきです。以前ビデオでウィジェットに関するリンクについて述べたことがありますね。たとえば、サードパーティウィジェットで、リンクがキーワードリッチなアンカーテキストになっていたりとか。