”「共起」が今後の検索に及ぼす変革で”サンフランシスコで開催されるSemtechBiz2013の招待状の件について軽く触れましたが、今日は改めてセマンティックSEOに関する概念を紹介します。
SemtechBiz2013のカンファレンスの主な内容は、fantastic list of key takeaways from the conferenceyよりスクラッチが確認できるようですので是非チェックしてみてください。今年も、エンティティやスキーマに関する話しや検索技術にどう活用していくか、実装ベースの方向性などについてのプレゼンテーションもあったようですが、現在GoogleやSEOに関連する分野については、ページや文章の意味理解という側面で大きな転換期にきているようです。どう変化していくのか、またどういった戦略・戦術を今後とるべきか、今後検討すべき課題点を明確にすべくブレークダウンしてみました。
有限会社シェルウェアが開発している「GRC」は検索順位ツールの老舗。私もずいぶん古くから利用していますが、現在Ver.5を超えてきており検索エンジンの仕様変更に即時対応したり、新たな機能を追加したりとサポートは充実しています。(ビジネスライセンスは9,600円/年掛かります)
このGRC、検索順位チェックに関連する細かい機能もたくさんありますが、ここではぜひとも押さえておきたい使い方についてご紹介していきます。
SEOのテクニックを追っているうちはまだまだ。事業会社のSEO担当をしていて頭を悩ますのは、プロジェクト関係者へのレポーティングではないでしょうか。私もいろいろな方から「SEOのレポーティングはどうしていますか?」といった相談を受けることが多いのですが、まずは取れる指標はすべて取っておきましょうと答えるようにしています。
会社によってSEOに求めているものは異なりますし、サイトの状況によっても報告する内容は異なります。また、中長期スパンと短期スパンでも報告する内容は変わるものですので、報告対象者やサイトのSEO状況に応じてカスタマイズしながら報告フォーマットを整えていくようにしましょう。
今日は、サクラメント、ビリーさんからの質問です。よく言われているマニュアルオペを実施する際に、皆さんが基準としてる聖典なるものは存在するのでしょうか?それからまさかとは思いますが、これは怪しいとかspamの匂いがするとかいった理由でペナルティだとレッテルを貼られることはありませんよね?
matt:うーん、ビリーさんは、Googleの公平性について、心配しているんだなぁ。よし、今日は、その心配事を払拭すべく我々がどうのようにしてwebspamと格闘しているか説明してみましょう!
今回は勝ち組と言えるでしょうか?
しばらくの間、外部リンク系SPAMによるペナルティ的な措置を取られていたと考えられるドメインが復活しました。この記事では当該サイトのホストステータスを見ながらSPAM要素の排除によりSEO順位、オーガニック領域によるファインダビリティが向上した事例をご紹介します。
競合サイトや気になるサイトの基本的なデータを一括で収集してくれる「SEOチェキ!」をご紹介。基本的なサイトSEOチェック機能では、対象URLのSEOにおける基本的な項目を確認することができます。当然、このツールを使わなくてもそれぞれ個別に調査することはできるのですが、時間の効率化を図る目的で利用する価値ありです。ここでは私が競合サイトなどを分析する際に参考としている指標をお伝えしていきます。
刺激的なタイトリングをさせていただきましたが、最近セマンティック技術を活用したサイテーション(co-citation)や共起(co-occurance)に関する言及を目にする機会が増えたので久しぶりに古いデータを探して2008年当時のセマンティックウェブセミナービデオや資料などを眺めてみつつ、今回はこのテーマについてさまざまな意見などにも言及しながら考えをまとめて見ることにしました。2008年当時セマンティックウェブという言葉が流行りはじめたのを今でも記憶しています。「検索ワードの意図や意味を人間のように解釈しようという試み」が次のテーマか!と思いつつ、この分野はここ数年仕事柄あまり使わないので放置状態でしたが、着実にSemanticWebな技術は、進化し、現在Googleなどによってフィールド実験が行われるまでになったようです。
今日の質問はカナダバンクーバー(ブリティッシュコロンビア)からの質問です。ストックフォト素材をページに使うのはランキングにマイナスに作用しますか?オリジナル写真を使ったほうが有利だとかあるのでしょうか?
matt:こんにちは!マット・カッツです。今日はショートなWebMasterHelpビデオになっちゃいそうだなぁー。早く帰えろっかなぁ(^^)
でも、ちゃんと仕事しなきゃだから...うーん尺を稼ぐために、質問なんだっけ?あぁ、ストックフォト素材 VS オリジナル写真素材どっちが有利?って質問だね。
matt:完結に答えましょう。答えは「ノー」です。
ネズミ小僧1号:えっもう結論いってもうた。1ページ目の概要で終わり...いえいえ、理由があるので、”続きを見るで”から確認しましょう!
形態素解析ツールといえば、キーワードの出現頻度を調査するために使うという方が多いのではないでしょうか。ここではひと味違った形態素解析ツールの利用方法を「metro-bb.comの日本語形態素解析」を使ってご紹介します。
そもそも形態素解析とは、辞書を搭載したコンピュータが自然文を解析し、品詞ごとの単語に解析する自然言語解析技術のことをいいます。検索エンジンは、ページ内で言及されているテーマや事柄をテキスト情報をもとに解析しているのです。
SEOの業務に当たっていると横のつながりが出来てきます。やはりよほどの大企業でない限り社内に複数のSEO担当者を置くことはなく、企業内である種の孤独感を感じるのでしょうか。今ではインハウスのSEO担当者が集まる会なども催されているようですね。私も他企業のSEO担当者と情報交換をすることがあり、SEOに関して相談を受けることもしばしば。
今回はその中から一時期隆盛を極めていた海外リンク、そしてGoogleの不自然なリンクアラートについてご紹介しましょう。
SEOツールで有名な「OPEN SITE EXPLORER」です。
本ツールは様々な機能を提供していますが、その中でもオーソドックスな機能である「外部リンク調査」の目的と活用方法について過去の利用シーンから今の利用シーンを想定してご紹介します。無料アカウントでも一部機能が制限された状態で利用可能です(有料アカウントの場合、$99/month掛かります)。
この外部リンク調査ですが、アフィリエイターが最も得意とする作業で、被リンク調査、バックリンク調査などとも言われています。
マニュアルオペによるリンクペナルティを受けている運営者にとって朗報です。どのURLがペナルティを食らっているのか頭を悩ます必要がなくなるかもしれません。
リンクスパムについては、コンピューティングよってなされるものとマニュアルで処理されるものと様々なケースがありますが、この内マニュアルオペレーションによる処理がなされたサイトが対象となるようです。
つまり、マニュアルオペでは、人間が1つ1つチェックしているので、参考までに、「このURLがペナルティのトリガーになりましたよ」と例示しましょうとGoogle側が運営者の立場になって工数をかけてくれるとも言えますね。
WebMasterHelpビデオの中でマット・カッツ氏が詳細を語っていますので興味のある方は是非ご覧になってください。
今日の質問はカルフォルニアサンフランシスコからの質問です。検索結果に1つのドメインからの結果ばかり表示されることがありますが、なぜこのような状態を放置しているのですか?(検索結果にYelpの結果が7つも表示されるのって本当にユーザーとって良いと言えるのでしょうか?)
matt:実はこの質問については、いろいろなケースで意見を貰っているんだけど、今回の質問は分かり易い事例なので、頑張って答えさせていただきます!実は初期のGoogleでは検索結果をYelpのページで占領されていまうことに制限はかけていなかったんだ。
つまり、完全にページランクのスコアに基づいて表示させていただんだ。例えば、アンティーク物の緑のガラス瓶と検索した際に、一つのドメイン品質が相応しいと判断したら、幾百もの結果がそのドメインから表示されることもあったんだ。でも多用なユーザーの意図に答えるためには、こういった一辺倒な考え方では対応できなくなって来たんだ。
長期に渡り事業会社のSEO担当をしているとGoogleのアルゴリズム更新や手動ペナルティ(マニュアルアクション)の結果にあっと驚くことが多々あります。今回も「太陽光発電」というBigワードで下落したサイトを目の当たりにし、マジ?!と疑いの念が晴れません。一日二日したら、元の位置に返り咲くのかと思いきやもうかれこれ2週間が経とうとしています。なぜ私が驚いているのかといいますとそのサイトとても良いサイトだったのです。
SEO対策サービスのdevo社が提供している「hanasakigani.jp」の競合数被リンクチェックツールの活用法をご紹介します。サーチリザルト上での競合分析を行う際に、作業の効率化を図る目的で利用価値の高いツールです。
本ツールを利用することで、QDF/QDDマスターの作成で必要となる上位表示されている10サイトのmeta情報を自動で取得してくれます。取得可能データは、「外部被リンク数」、「被リンクドメイン数」、「Googleページランク(PR)」、「Y!Dir登録有無」、「ドメイン年齢」です。
事業会社のSEO担当者になったら、少なくとも社内の中ではSEOに関しての知識・スキルをいちばん持っていなければなりません。ひとつのハードルに上司が考える「SEO会社はSEOに関して専門的に研究、分析している会社だから当然のことながら、社内のSEO担当者より信頼できるだろう」これを打ち破らねばなりません。
そのために必要なことをこれまでの私の経験からご紹介させていただきます。あくまでも個人的見解ですので、その点ご了承いただきながらお読みください。
事業会社のインハウスSEOを担当する人にとって外部SEO会社とは必ずといっていいほど付き合う機会があるはずです。昔に例えるとメーカーや企業がプロダクツやサービスを展開する上で電通や博報堂を使うのに似てますね。ただひとつ違うのは、電通や博報堂はお金の力で自社のプロダクツやサービスを消費者に広く知らしめ、世論を操作するようなことまでやることができたのですが、Googleの場合そうは行きません。少なくとも近年はそういうお金の力でオーディエンスを欺くようなことはできなくなりつつあると言っていいと思います。
今日はSEO難易度が高いといわれる「レーシック」で負け組の烙印を押されてしまったレーシック専門クリニックのサイトを例にSEOの注意点に迫ります。
下落サイトはアグレッシブなSEOを仕掛けつつ10位台をキープしていたものの2013年6月に入り大幅なランクダウンに遭遇してしまいました。
マット・カッツも言及していますが、「ページランクは、記事による人気投票だ」とGoogleは位置づけています。ページランクが記事による投票行為ということは、ブラックハットな手法は、選挙で不正をはたらいて、資格の無いページを当選させる事と言い換える事ができます。実際の選挙ではバラマキといわれるようなお金を包んで「投票してね」といった行為が一般的ですが、検索エンジンの投票では、「お金を払ってリンクを張ってね」ということになります。
matt:こんにちは、皆さん。マット・カッツです。私はGoogleスパム対策チームで働いています。
ネズミ小僧:おおっ今日はなんだか畏まっていますね。
matt:(-無視;)今日は、アドバトリアルについて話したいと思います。
ネズミ小僧:アドバトリアルって何さ!?
matt:それは、記事広告と言ってお金を払って、スポンサーの意図を反映させた記事を書かせることなんだよ。ペイドパブリシティとかペイドパブって言われることもあるけど、今日は広告っぽくないニュース記事とこれと対峙するエディトリアル記事についてのお話だ。
SEO会社の営業電話が掛かってくることは日常茶飯事です。特に4月5月は異様に多いです。新入社員にノルマを課しテレアポ攻撃でもしているのでしょうか。SEOの知識がまったくない営業電話がひっきりなしに掛かってきます。このような電話に対応するほど時間の無駄といったらありません。
だからといって、電話口で論破し、相手を閉口させたところでただの自己満足に過ぎません。
もしあなたが少しSEOの知識を得たからといって、知識が薄い営業マンをやっつけるようなことをしていたら得策ではありません。SEO会社にもある一種の利用方法があるのです。ここでは一味違ったSEO会社の活用法をご紹介しましょう。
今日の質問はカリフォルニアのマイクさんからのです。これから「rel=”author”」を活用する記事やニュースページが増えてゆくと思いますが、Googleは「rel="author"」を使っているホームページやページは評価して行く方針ですか?
matt:うーん、率直にお応えしましょう。答えは「Yes」です。現時点では個人的な見解としておきますが「rel="author"」は面白いアイデアだと思っている。秘匿性渦巻くWebの世界と、顔の見えるWebの世界を想像して比べてみて欲しいんだ。Webの世界には素晴らしい個人もいるし、同時にスパマーも混在していると言えるけど、それが区別できたら労せずして便利になると思わないかい?(ねずみ小僧1号:おいおいそれはあなたの仕事が楽になるって事!?)
あなたが事業会社のSEO担当になり、過去にブラックなSEOをしている形跡があるサイトを担当することになったら、知っておきたいポイント。
これまでの経験を踏まえ10個に絞りピックアップしました。順位下落の恐れがある場合は、Xデーの想定もしっかりとしておきましょう。
2013/6/11にGoogleWebmasterセントラルブログで、近い将来、スマホユーザーのエクスペリエンスを向上させるためにいくつかのアルゴリズムアップデートをロールアウトすると予告しています。セントラルブログを読む限り、今回の変更は、スマホスパム対策ではないようです。先進国でトラフィックの4割近くを占めるようになったスマホユーザーに対し、Googleも検索結果に表示するサイトやページに適切なものを表示させようとするのは至極まっとうなことですね。モバイル対応は手間とコストがかかるものですが、「まだ具体的ににこういう対応ができていない運営者は早く対応しくださいね」事前予告してくれたようです。
Googleはスパムを排除するために日々アルゴリズムの改善をしています。ただ、ここで誤解しないで欲しいのは、個別のサイトに対してペナルティを課すためにやっているのはないということ。当たり前のことですが、検索トップページの総合的な価値を改善するためにやっているのです。サイト運営者にとっては名指しで「あなたのサイトは上位表示に値しない」と個別に攻撃されているように思うかもしれませんが、「サーチリザルトを俯瞰して品質を見る事でユーザーのQW意図に適切な結果がきちんと表示されているか」という一点においてクオリティ維持チームは日々精進しているのです。
検索結果品質を維持するため、各サイトの指標を比べ異常値を検出するための相対パターンを見つける事で、効率的にコンピューティングできるロジックを改善していると言っていいでしょう。
SEOという甘い香りが漂う言葉には、お金の臭いがプンプンしますね。日本の会社でもSEO部署を配置したり、外部のSEO会社を使って、何とかSEOで成功し売上を上げようと躍起になっています。
そんな重要なポストであるSEO職ですが、現実はどうなのでしょうか?
これまで企業のSEO担当(いわゆるインハウスSEO)を渡り歩いてきた著者が、SEO職の求人状況について、ひと言所感を述べさせていただければと思います。
DannyGoodwin氏より
ペンギンアップデートから2週間ほど立ちましたが、影響のないサイトの方もこれでほっと一息つくのはまだ早いと考えた方が良いようです。
Googleマット・カッツ氏曰く「新しい世代のペンギンアルゴリズムはさらに深く奥深くじわじわと効いてくるだろう。」「例えるならば、サイトのホストだけの問題でなく、ホストにぶら下がるページ単体まで深く掘り下げて着実に効果を出して行くだろう。」と5月はじめにビデオで述べています。
今年のアルゴリズム改変が目標とするゴールを着実に現実のものとする自信に満ちていると言えますね。
ペンギン2.0初期犠牲者となったサイトに共通する事実
1.ペイドテキストリンクを使っており、アンカーテキストがKWそのものだった。
2.コメント欄に投稿されたスパムを放置していた
3.QAコーナーなどに投稿されたスパムコンテンツを放置していた
4.記事マーケティングサイトを活用していた
5.マルウェアサイトなど危険なサイトからのリンクがあった
Eric Enge氏記事より
O'REILLY「The Art of SEO」の著書でもあるEric Engeさんの記事を紹介します。
もし、あなたのサイトのトラフィック下落がとまらなくなったり、不自然なリンクがありますという警告をもらったら、これはGoogleからのシグナルと思ってください。あなたの運営するサイトで何かおかしいとGoogleに見えているというシグナルです。また逆な見方をすると、現在の運営サイトが私のサイトは品祖なリンク群で汚染されています、商売を追求しすぎた悪徳い事をやっていますとGoogleにシグナルを送りつけるようになったと認識した方がいいそうです。こんな状況に陥ったら誰もがなんとかしたいと思うでしょうが、こういう時の唯一の切り札がDisavoidingLinkToolです。ここで、一つの可能性を紹介いします。!
「Disavowing Links? Google Says Use a Machete, Not a Scalpel!?」
=「ちまちま非リンクツールを使うならホスト毎バッサリきってしまえ!」
「GoogleアルゴアップデートについてSEO産業が誤解してしてしまう側面とはなにか?効果のない事柄にSEO担当などが多くの時間とエネルギーを咲いてしまっている所ってどこでしょう?」
Matt:「OK!ファンスタスティックな質問だね。いや、本当に良い質問をしてくれたね!」...
「PandaやPenguinはGoogleがリスティングで儲けるためにやってるんじゃぁないんですか?」とよく言われるけど、我々の決算を見ていただけると分かると思うんだけど、Pandaをアップデートした時は実は売上げが下がっているんだよ。クオリティチームは、そういった観点では仕事していないんだ。ユーザーが長い目で価値を見出してくれるよう仕事をしている。目先の儲けに走ると結局ユーザーが離れていっていまうからね。....
Googleのスパム対策スポークスマンであるマット・カッツの予告通り、2013年5月23日(米22日)にペンギンアップデート2.0が導入されました。ペンギン2.0の一つにスパムノード化しているリンクネットワーク事態の評価を下げるといったことが挙げられており、外部リンクを購入していた事業会社にとってみれば、ヒヤヒヤもので待ち構えていたかと思います。その後状況はいかがでしょうか?
検索結果はマーケットの縮図と述べましたが、まさに製品開発プロセスやサービス企画に準拠するプロセスがこの点で重要となります。
QDF/QDDというアルゴリズムがありますが、その時々の話題性や、ユーザーが打ち込むクエリワードについてどんな意図があるのか?また、その意図にふさわしい検索結果が表示されているか?と、Googleはあの手、この手で調整しているのです。「検索エンジンはマーケットの縮図」でもさんざん繰り返していますが、QW(クエリー・ワード)は検索者の「ニーズ・ウォンツ」を反映している鏡なのです。ここでは、「QWをどう捉えるかという考え方」と「プロダクトマーケティングに照らしあわせたサーチリザルトの捉え方」の基本について私の考えをまとめましたので参考にしてください。
マーケティングプロセスというと経験のない方にはどういことかと思われる方もいるとは思いますが、「フィリップ・コトラー」や「MBAの教科書」などに載っている製品やサービスをどうやって作り出して、ユーザーに売ってゆくかという全体の流れを示したものだと思ってください。「SEOにどんな関係があるの?」と思われる方も多いと思いますが、限りなくホワイトな対策を今後やろうとする場合は、実は大いに関係があるのです。
マーケティングの基本中の基本であるセグメンテーションについては、市場に存在するであろう「ニーズ・ウォンツ」を発見し、そのニーズを構成する母体が商売するに値する規模と性格を有しているかという点が出発点となります。当然商売するには小さすぎるニーズ群であれば、もっと違ったビジネスに乗るニーズ・ ウォンツを発掘(探す)のがマーケッター、または商品・サービス開発者の主たるミッションとなります。
今日はSEO対策キーワード「予備校」というBigワードで負け組となってしまったサイトのご紹介です。2013年6月6日の中規模な変動で一気に30ランク以上下落してしまいました。
今回の下落要因をこれまで実践で分析してきた手法の中から最も簡単な3つの手順でご紹介します。あくまでも個人的見解とのこと、ご了承ください。
グループ化したセグメントの内、ボリューム、収益性、成長性、何度の点から有利に狙えるセグメントを定めます。これはSEO的な観点でいうとターゲットするQWのROIなどの見極めとそのワードでの対策難易度などを検証するプロセスに重なります。
一般的なマーケティングプロセスでは、このターゲティングというプロセスで3つのアプローチ手法が提唱されています。
サーチリザルト上での競合分析→競争要因の抽出。日々KPI/KGIを追う中で、この作業は一見不毛な作業と思われるかもしれませんが、この作業を誤ると、これから投資する稼動やお金が全て無駄になるくらい最も重要な作業です。
<具体的な進め方>
具体的にどう進めるかというと、対象となるクエリワードについて、利用者がどういった意図で検索しているかを考えながら、サーチリザルト上で1ページ目に掲載されているサイトについて実際にクリックしてサイトの隅々までどういったサイトであるか確認していきます。その際個々のホストのページランク、バックリンク数、ドメインエイジなども合わせて確認し、エクセルなどでデータベースとして扱えるように整理しておきましょう。
ポジショニングとは、ターゲットの頭の中に、他の商品・サービスと差別化していると認知される明確で価値ある製品イメージを作り出す活動です。本来ポジショニングは、企業・事業・製品の3段階ありますが、あなたの運営するサイトの役割に応じて広義な範疇でまずは捉えてください。
サイトやページに置き換えてみると、「サイトやサービスの属性(機能、情報、デザイン、コンセプトなどの特徴)をシンボル化して、強調化する作業といえます。輪生的側面や機能的側面、象徴的側面、経験的側面をシンボル化、強調できるか考えてみるプロセスです。
QDF/QDDは日々変化しています。「競合分析表」をデータベース化またはリスト化することで、日々の変化をウォッチし、対策を練るベースデータとして活用することができるのです。KWのROIを算出する際も実際に自社サイトやページが当該ランクに入った際のトラフィックデータや収益性など日々レコードしてゆくことで、年間を通したトレンドや平均収益率、収益額なども算出できるようになります。要するに、これは情報戦ということです。正確な情報をいかに蓄積し、企画や施策の方向性を判断する際の決め手となる有効な基礎データを持っているか否かで全ての勝敗が決まるのです。